第6回 受賞作品

最優秀賞

『おふろや』 絵・ 文 黒田 愛

転がるリンゴを追いかけて来てみれば、そこは動物たちのおふろやでした。
次々あらあれる動物たちに、接待されて、ポッカポカのいい気分。なんて気持ちのいいおふろでしょう。
おふろの底できれいにはまったリンゴを発見したあたし。「そうそう、これを探していたの!」ともちあげたからさぁ大変。大きな音をたてて、おふろは穴に流れ込んでいきました。リンゴは、おふろやにとって大事な大事な栓だったのでした。

優秀賞

『いもむしれっしゃ』絵と文  西原 みのり

ぷるるる‥‥
いもむしれっしゃはまもなく発車します。
コンクリートブロックのはらっぱ団地や、土の中のモグラ地下街だって、
「がたんもにょん」と走りぬけます。小さな小さな虫の世界には、
ハラハラすることやワクワクすることが盛りだくさんです。
皆様のりおくれないよう、ご乗車下さい!

『ゴーゴーとおちゃん』絵と文  ゆかぼん

とおちゃんは ケンタの誕生日に好物の魚をいっぱい釣って喜ばせ
ようと船で海にでるが 一匹も魚が釣れません するとクラゲが顔
をだし「なにしてんねん」「今日は無理やで 海の日で みんな家
から出やんと 海に感謝する日やねん」諦め切れないとおちゃんは
クラゲに訳を話して頼みます するとクラゲは「船置いてくん
やったら マダイさんに頼んだろ」心を決めた とおちゃんはマダ
イさんを背負って泳ぎまくった そしてヘトヘトで家にたどり着く
と・・・

入選

『まよなかのこうえん』絵と文 大橋 慶子

ここは真夜中の公園。子どもたちはとっくに眠りにつく時間。
遊具たちはむくりむくりと起きだして、自分勝手に遊びはじめます。
ブランコはすごい速さで回り、砂場の砂は踊り、すべり台はどんどんどんどん長くなり…。
公園は大騒ぎ。
遊び疲れたその後は、ジャングルジムがそうっと背伸びをして、
寝ている太陽を起こしに行きます。すると、公園にいつもどおりの朝が来るのでした。

『イミナシポロンチョ』絵と文 河村 マチコ

ポロンチョちゃんは意味のないことをするのが大好き。
今日も朝起きると、かけてたメガネをはずして、ポロンチョちゃんの一日は始まります。
さてさてポロンチョちゃん、今日はどんな意味のないことをしてくれるんでしょう?

『りくがめさんのステキなハナシ』絵と文 massom

あまりにも、天気がいいので、りくがめさんはお出かけすることにしました。
お出かけの途中で、ステキな仲間に出会います。
そして、それぞれのステキなところを見つけると、自分にもできないかと真似しようとします。
でも、うまくいきません。
そんな、りくがめさん、今まで行ったことのない場所へ行くことに、
そこには、もっとステキな出逢いがまっていました。

PAGE TOP